What's
Home Inspection?
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場からまた専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、 おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
ホームインスペクションでは、壊さずに確認できる範囲で建物のコンディションを見極め、「欠陥住宅ではないか?」「いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか?」「あと何年くらいもつのか?」などのアドバイスを含め、売買の判断材料を提供することで、中古住宅取引のリスクを軽減できるのです。
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Points of
Home Inspection
A
基礎の鉄筋の有無やひび割れ等を確認し、外壁には割れや欠損、浮き上がりないか、また屋根は瓦のずれ、破損、雨樋の劣化はないかチェックします。バルコニーがある場合は防水層のひび割れ、欠損の確認をします。
B
天井や壁にひび割れ、しみ、はがれ、浮き等がないか確認します。床は欠損、沈み、著しい傾きがないか部屋だけでなく廊下や階段等も実際に歩いてチェックします。また床下と小屋裏については部材の劣化、欠損、腐朽、蟻害がないか点検口等から見える範囲で確認します。
C
お風呂やトイレ、洗面、キッチン等の水漏れ、排水つまりがないか、また換気扇等の機器の動作に問題はないかチェックします。
D
床下内部に入って全体を調査します。外部からではわからなかった、内側からの基礎のひび割れや欠損、土台等床組材のくされやシロアリ被害の有無をチェックします。
E
小屋裏内部に入って全体を調査します。梁桁等の割れ、欠損、腐朽の確認や、屋根下地材、天井裏の雨漏れの有無をチェックします。
F
現状の壁が地震に抵抗できる構造かどうか、またその壁の強さを確認します。建物の階数、屋根葺き材、積雪、形状により必要な壁の量を求め、実際の壁量と比較して不足がないかチェックします。壁の量が不足していると耐震性は低下します。
G
Fで確認した地震に抵抗できる耐震壁が、平面的にバランス良く配置されているかチェックします。壁量を満足していても、偏りがあったり平面的にバランスが悪いと耐震性は低下します。
H
柱と土台、柱と梁等の接合部分で適した接合がなされているか、また適した接合金物が使用されているかチェックします。接合が不十分だったり、金物が使用されていなかったりすると耐震性は低下します。
I
各調査ポイントで割れや欠損等の劣化事象が確認された場合、それぞれの劣化点数と個所数に応じて劣化低減係数を割り出します。劣化箇所が多いほど耐震性は低下します。
Support
Seismic Testing
ホームインスペクションは建物の状況を把握する上で非常に有効な手段ではありますが、地震時ではどうでしょうか? 生活空間として合格でも住まいとしては不十分と私は思います。住宅診断によりわかることは、目に見える限られた範囲だけです。
地震に耐えられる建物かどうかを知るためには、もっと深く見えない部分まで調べる必要があります。それを調べる手段として耐震診断があります。
耐震診断では、住宅診断よりもさらに詳しく調査を行います。その結果から建物の評価を行うことにより耐力を算出し、地震による倒壊の可能性を診断できるのです。
About Charges
I | 基本パック | ホームインスペクションとして基本となる調査を行います。 | 50,000円(税別) |
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II | オプション | 簡易図制作 | 建物の図面がない場合に簡易図を作成します。 | + 10,000円(税別) |
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床下調査 | 床下内部に進入し全体の調査を行います。 | + 30,000円(税別) | ||
屋根裏調査 | 屋根裏内部に進入し全体の調査を行います。 | + 25,000円(税別) |
III | 耐震診断 | I~IIのすべての調査・評価によりその耐力を算出し、地震による倒壊の可能性(耐震性)を診断します。 | + 35,000円(税別)合計:150,000円(税別) |
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